初夏~秋の季節に、桟橋のサビキ釣りで誰でもたくさん釣ることができます。桟橋で釣れるサイズは、10cm~20cmと小さいアジが多く、カンパチ、ヒラマサ、ヒラメ等の生餌に最適ですが、氷を入れたクーラーボックスに保存して持ち帰ると、バリエーション豊かな食べ方ができます。鰺と言うとタタキが代表的な食べ方ですが、漁師料理もたくさんあります。ここでは、サンガ焼き、なめろうをご紹介します。また、干物は手軽にできるわりには、美味しいのでお奨めです。干す時間、塩味は好みに調整できますので、鰺が釣れないときは、魚屋さんで買ってきてチャレンジしてはいかがでしょうか。
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サンガ焼き |
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鰺のサンガ焼きとは、鰺のタタキに味噌、片栗粉を混ぜ合わせて焼いたものです。味噌の香ばしさが鰺の旨味をひきたて、ご飯のおかずや酒の肴として最高の料理です。 相楽陽子さんに教えていただいたレシピです。 材料:鰺2~3匹、片栗粉大さじ2、味噌小さじ2、溶き卵1個、大葉4~5枚 作り方: (1)三枚におろし皮を引き、中骨を取り除きぶつ切りにします。(2)さらに包丁でたたきます。(3)粗みじんのネギを加えて、混ぜ合わせます。(4)大葉で包み、ごま油を入れたフライパンで焦げ目ができる程度に焼きます。
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なめろう |
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「皿までなめてしまうほどうまい」が語源とされる郷土料理です。美味しく作るポイントは、叩きつぶすのではなく、包丁の歯でみじん切りにするようにし、ねばりをださないようにします。 材料:鰺2~3匹、長ネギ 1本、大葉 5枚、生姜 1かけ、味噌 大さじ2、酒 少量 作り方: (1)三枚におろし皮を引き、中骨を取り除きぶつ切りにします。(2)さらに包丁でたたき、長ネギ、生姜を千切りにしたものを加えます。(3)包丁で混ぜながらたたき、さらに味噌に少量のお酒を混ぜたものを、味をみながら加えます。(4)最後に大葉を加えてたたいてできあがりです。 |
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干物 |
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20~25cm前後の鰺が最適です。臭みがない美味しく干物が作れます。冷蔵庫で2~3日は保存ができます。 作り方: (1)お腹を割いてワタと鰓を取り除き、開きにします。(2)血を水でよく洗い流し、3~5%の食塩水に2~3時間漬けます。夏場は濃い目の食塩水に浸けてください。(3)天日しにします。表面の水分がなくなった生乾きになればできあがりです。干し過ぎると硬くなるので注意してください。
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