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口太メジナ(学名:メジナ)

尾長メジナに比べてずんぐり寸づまりした体をしています。口太メジナは、秋から冬にかけて脂がのって美味しくなります。他の季節は、海藻を食べるため臭みがあってまずいと言われていましたが、オキアミエサが主流になるにつれ、臭みが消え、年間を通して美味しく感じられます。残念ながら口太メジナが減少し、たまにしか釣れなくなってしまいました。余り釣り人が入らない釣り場には、生息しているようですが。小メジナ(25cm以下)は、確実に放流しましょう。また、釣れるからと言って、匹数を競うのも慎みましょう。カナダのサーモンのように1日に釣ることができる匹数に制限をつけるなど決めて、いつまでもメジナ釣りを楽しめるようにしましょう。
 1Kgをこえると脂がのってお刺身で美味しく食べられます。また、臭みを気にする方には、味噌漬けがお奨めです。お刺身にするには、釣り上げたら直ぐにしめて、血抜きをしてください。血抜きをしないとお刺身に切ったときに身が赤みをおび、美味しくありません。
ここでは、味噌漬けを紹介しますが、尾長メジナとそれ程差はありません。他の食べ方は、尾長メジナと同じです。

  味噌漬け
  メジナの臭みが気になる方には、最適な食べ方です。焼いたときの味噌の香が食欲を誘います。
材料:

メジナ3~4匹、味噌500g、酒 大さじ1~2、ミリン 大さじ1~2(ミリンの量は味噌の辛さで調整してください)
作り方:
(1)お腹を割いて内臓を取り出し、よく水洗いをします。(2)3枚におろし、皮を引きます。大きい魚は5枚におろします。(3)味噌に少量のお酒とミリンを加えて柔らかくします。(4)メジナの身に味噌を塗りつけ、保存容器に順に重ねます。(5)ペーパータオルを上に引き、冷蔵庫で1~2日程度、漬け込みます。(6)身の表面の味噌を少し落とし、焼けばできあがりです。
だんだん味が染みますが、1週間程度は保存できます。
  アラ汁
  お刺身におろしてできるアラ(頭、カマ、腹、中骨)は、捨てないで味噌汁にすると濃厚な美味しいアラ汁が味わえます。手軽に美味しい味噌汁ができます。
作り方:
(1)ザルにのせて上から熱湯をかけ、表面が白くなったら汚れとウロコをとります。(2)鍋に水を入れ、煮立ったらアラを入れ、丁寧にアクをすくい取ります。(3)味噌を好みの量加え、味を整えた後、きざみネギを入れてて出来あがりです。明日葉を大雑把にきざんで加えるとさらに風味豊かなアラ汁ができます。
  中華風刺身
  お刺身を食べ飽きたときに中華風刺身にすると不思議にたくさん食べられる。また、脂がのっていないときも美味しく食べられます。
作り方:
(1)薄くスライスした玉ねぎを水にさらした後に水切りを十分におこない、半分ぐらいをお皿にばら撒き、その上に薄くそぎ切りしたお刺身を乗せます。(2)さらに、その上から残りのスライスした玉ねぎをばら撒き、(3)最後にドレッシングをタップリふりかけ、冷蔵庫で冷やして食べます
ドレッシングは、市販のマコーミックの中華がよく合います。さらにピーナツ、カシューナッツ、胡桃などを砕いてばら撒くと美味しいです。
  干物
  25cm前後の子メジナは干物にすると美味しく食べられます。冷蔵庫で2~3日は保存ができます。
作り方:
(1)お腹を割いてワタと鰓を取り除き、ひらきにします(アジの干物のように)。(2)血を水でよく洗い流し、
3~5%の食塩水に2~3時間漬けます
。(3)一昼夜、天日干しにします。夏場は食塩水の濃度を濃くしないと腐ってしまうので注意してください。表面の水分がなくなり少し硬くなればできあがりです。夏場は4~5時間でできあがります。

 

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