1Kgオーバーになると脂がのってお刺身で美味しいですが、子メジナも塩焼き、干物、丸揚げで結構いけます。お刺身にするには釣り上げたら直ぐにしめて、血抜きをしてください。血抜きをしないとお刺身に切ったときに身が赤みをおび、美味しさに差があります。夏の季節のメジナは臭みがあって不味いと言われていますが、尾長メジナは、夏場でも寒い季節のメジナに負けません。美味いかどうかは、釣れる季節よりも太っているかどうかで決まるようです。お腹を割いて包丁に脂がのっているどうかで、どんな料理するか決めてはどうでしょうか。脂がなさそうなときは、中華風刺身とかフライがよさそうです。
お刺身が定番メニューであるがアラの煮付けや味噌汁、中華風刺身、フライなどバリエーションが多くチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
アラの煮つけ | |
お刺身におろしてできるアラ(頭、カマ、腹、中骨)は、捨てないで煮つけるとお刺身をうわまわる美味しさです。 作り方: (1)煮汁はお酒(水)に砂糖と醤油を同量入れ、煮立ったらアラを入れ、落し蓋で煮汁が全体にからまるように煮ます。魚は煮汁が煮立ってから入れてください。 (2)強火で7~8分煮ればできあがります。また、煮汁が少なくなるまで煮詰めるとさらに美味しくなります。 |
干物 | |
25cm前後の子メジナは干物にすると美味しく食べられます。冷蔵庫で2~3日は保存ができます。 作り方: (1)お腹を割いてワタと鰓を取り除き、ひらきにします(アジの干物のように)。 (2)血を水でよく洗い流し、3~5%の食塩水に2~3時間漬けます。 (3)一昼夜、天日干しにします。夏場は食塩水の濃度を濃くしないと腐ってしまうので注意してください。表面の水分がなくなり少し硬くなればできあがりです。夏場は4~5時間でできあがります。 |
フライ | |
さくどりしたものを1.5~2cmの幅で斜めに切り、フライにすると揚げたてはふわふわ柔らかく、冷えると硬くなりますが、揚げたてとは異なった美味しさが味わえます。 作り方: (1)切り身に小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣を付け、中温(170~180℃)で揚げます。 (2)浮き上がってきたら裏返し、2~3分、サクット揚げてください。 |
子メジナのまる揚げ | |
25cm前後の子メジナは塩焼き、姿煮などが定番ですが、小麦粉をつけてまる揚げすると立派な一品になります。 作り方: (1)お腹を割いてワタと鰓及びウロコを丁寧に取り除き、 (2)小麦粉を付け、中温(170~180℃)でじっくり揚げます。 (3)まる揚げされた子メジナの上に、大根おろしと刻みネギをのせ、ポン酢をタップリかけます。 |