式根島で釣れるシマアジは、メジナを狙っているときに嬉しい外道として釣れますが、サイズは1Kg前後が標準サイズで2Kgを越えるシマアジはめったにお目にかかれません。1Kg前後といっても引きは強烈でビックリしますが、ヒラマサと双璧をなす引きは楽しむには物足りないのが残念です。しかし、強引にやり取りすると口切れしやすいのでちょっと苦労しますが、浮いてきたときに白っぽい魚影を見ると嬉しくなります。
天然のシマアジと言えば真鯛、平目と並び高級魚の代表ですので、ほとんど魚屋さんに並びません。釣り人なればこそ味わえる最高の獲物ですが、脂が適度に乗って美味しいのは2~3Kgですが。と言っても、1Kg前後でも釣れたてをお刺身にするコリコリとした歯ごたえで美味しいです。
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お刺身 |
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晩夏~秋に釣れる2Kg前後のシマアジは脂が乗っていてお刺身の中で最高級にランクされます。銀色の鮮やかな皮を引くと、身にもかすかに銀色が残って、お刺身にするとコリコリとしたいい歯ごたえをさらに演出してくれます。 作り方: (1)お腹を割いて内臓を取り出し、3枚におろします。(2)お腹の骨を取り除き、皮を引きます。大きいときは縦に半分に切った後、皮を引くとやりやすいでしょう。(3)少し厚く切ってください。
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カマの塩焼き |
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2Kg以上の大きさのシマアジのカマ、腹は一番脂が乗っている場所です。軽く塩をふって塩焼きにするとこれまた絶品です。また、中骨、中落ちなどと一緒に澄まし汁にすると別の美味しさを味わえます。
作り方: (1)カマのウロコを丁寧に取り除き、血を水でよく洗います。(2)皮側は多めに、裏側は少なめに塩をふります。お腹は少なめにします。(3)焼き方は遠火の強火と言われていますが、家庭では難しいのでガスレンジの焼き網の下にアルミホイールをひいて焼くとパリッと焼きあがります。
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